2011年1月31日月曜日

「可視化」ってのやめない?

よくIT関連の記事なんかで、
「ITの改善は現状の可視化が先決だ。」
なんて書いてあったりする。

なんとなく、聞こえのいい言い方なので、「そうだよねぇ。可視化って重要だよね。」って言ってしまいそうな感じ。

なんで可視化って重要なんだろう。と思う。

ITILでは、

「測定できないものは評価できない、評価できなければ改善できない。」

って言ってますね。

つまり、可視化ってのは

「評価をするために対象となる何かを測定すること」

のことなのかな?

でも

可視化=測定すること

っていうのが、個人的にはどうもしっくりこない。

可視化って言うのやめて、

情報化ってどうでしょう?
情報って、数値だったり、文字だったり、図形だったり、色だったりです。
情報化される対象って、運用業務の成果だったり、ITの品質だったり、リスクだったり、コストだったり・・・です。

こういった対象を情報化するためのルールを作ってまずは測定してみることが、改善の糸口になるってことですね。

独り言
ITって情報技術のことで、それらを扱っているIT部門自信の状態を情報化出来ていない組織って実はちょっと恥ずかしいんじゃないかなぁと思っちゃったりします。

だから一生懸命頑張っても運用の成果を正しく評価してもらえないんじゃないでしょうか?


「IT運用の改善には、人・モノ・プロセスの情報化を行い、評価することが先決です。」

2011年1月27日木曜日

IT運用って評価されないよね。

IT運用の世界って3K(汚い、キツイ、苦しい)みたいな仕事ってイメージが強いよね?(違うかな?)
その割りに会社からの評価も低くて、予算も削減されて・・。と、もう飲んだくれるしかねぇ!!ってしたいけど、急にシステムトラブルの対応が入ったから、オチオチ酒も飲めないなんてこと多くありません?

かく言う私も前職でお客様サポートエンジニアをやっていたので、トラブルの時には朝夜問わずトラブルシュートの依頼が舞い込んできたものでした。

時にはパチンコで確変中にトラブル対応電話が入ってきて、確変捨てたことも何度か・・・。(涙

徹夜してトラブル解決しても、次の日にはトラブル報告でお客さんの上長から怒られるという顛末。
自分たちが構築したシステムの故障トラブル対応で、未だかつて「よく頑張ってくれたね。」って言葉は貰ったことなかったなぁ。

トラブルで疲れ果てて帰るバスの中で、つり輪にぶら下がって立ちながら、ボーッと噛んでいたガムが席に座っている少々髪の薄いオジサンの頭のてっぺんにナイスオンしてしまって困り果てたこともあったなぁ。(関係ないけど)


でも、自分の腕でトラブル解決した日は「やってやったぜ」感が強くてモチベーションが上がることもあったことを覚えています。

ITは使えて当たり前? NO!!
会社のトップの方から見ればITシステムって使えて当たり前、止まるはずない。
高い金かけてるんだからってな感覚の人が未だ多いんじゃないかな?水道や電気と同じ感覚で使えるなんて思ってないだろうか?
だからその使えて当たり前のシステムを運用している人たちの評価も高くないし、お金も投資しない。

IT運用にも問題あり。
一方、運用している現場は自分たちがどれだけ苦労してシステムを止めない、もしくは止まってもすぐに復旧させているかっていう努力をアピールしたり、お金を取ってくる方法を知らないんじゃないだろうか・・・?
運用はプロジェクトで作られたシステムを決められたとおりにお守りする仕事って思ってないだろうか?

これじゃ、いつまで経ってもIT運用は評価されないですよね。

運用は結構楽しい要素満載。
個人的にはITの仕事の中で運用って一番オモシロイと思ってたりします。なぜって、色々なアイデアを使って仕事を快適にかつ、クールにできる要素が多いから。
みなさんの身の回りの運用業務でもっとスマートにできそうなことって多くありませんか?決まったことしかしていないから、やりたくてもできないとかお金がかかるからとかで諦めてませんか?

私は色々なお客さんの運用業務の状況を拝見させていただいていますが、やれることはたくさんあるはずです。まずはIT運用の仕組みを学んでみることから始めましょう。

今後、IT運用に関しての知識やあるある事例など色々ブログしていきますのでご期待ください。

2011年1月25日火曜日

はじめまして

まずは自己紹介から。

ウータイ ♂

某外資系ITベンダで運用管理ソリューションの提案活動をしているコンサルタント。
ITサービスマネジメントを中心に運用改善や運用管理システムの提案を行っています。
自分の仕事の中で面白かったこと、困ったお客などなど体験談をブログしていこうと思います。