2011年2月14日月曜日

どっちなのぉ?

さすらいのIT運用コンサルタント・ウータイです。
本日は「揺れる管理者ゴコロ」というお題で、一席うちたいと思います。

よく運用の改善をしたいとか、標準化したいとか言われるIT運用に携わっている方々がいらっしゃいます。つまり、今のやり方を変えていきたいというお話。

コンサル:「どのように変えていきたいか、イメージはありますか?」
管理者:「人に依存しない、誰でも管理できるようにしたいんだよね。」
コンサル:「じゃあ、運用情報を各部署で同じ粒度やフォーマットにして、最新の状態で共有したりできたらいいですよね。」
管理者:「そうですね。でも、みんな各担当者が個別に何か管理してるみたいで、それは変えられないと思います。」
コンサル:「・・・・・。」(心のなかで、「変えたくないのぉ?どっちなのぉ?」)

というオチになるケースが多いです。
要は、今までのやり方を自分は良くないと思っているのでしょうが、関係者の協力が得にくいとか、今までのやり方に慣れてるから、やっぱり・・・。っていう変わることへの抵抗感がだんだん大きくなってくるのってIT部門のカルチャが影響していることが多いのかなぁと思ってます。

欧米のIT部門であれば、有無を言わさずトップダウンで「やれ」と号令をかけるのでしょうが、残念ながら日本は現場からのボトムアップで、縦割り組織の文化。
何か今までの運用から脱却したいと思っても、周囲が協力してくれない、上級管理職が理解してくれないという残念な感じです。つまり、ガバナンスが効いていないんですね。

今、日本のITで最も変わらなければならないのはIT組織の上級管理職です。


強力なリーダーシップで現場をあるべき姿に引っ張ってあげることが、IT運用改善の特効薬なのです。
運用コストを下げろとだけ言っても、現場は何にコストがかかっているかすら、どうやってコストを下げるかすら論理的なアイデアが出ないことが多いんです。
教育や指導を含めて組織を牽引するパワーが必要なんです。

あ、あるべき姿は最初に決めておきましょうね。

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